我が家の中学3年生の長女は最近まで、公立高校と私立高校のどちらを希望するかとても悩んでいました。
進路がはっきりせず受験勉強の方向性も決まらず迷走していたので親子で話し合い、最近やっと目指す高校を決め、受験勉強のエンジンがかかり始めました。
公立と私立の違い、それぞれのメリット・デメリット、我が家の迷走と決断をまとめました。
Contents
公立高校と私立高校どっちを選ぶ?メリット・デメリット/大学受験に有利・不利?【我が家の選択】
我が家の娘はマーチ以上の大学に進学したいという憧れがあります。
そのため、大学進学に有利な高校を考えるようになりました。
大学付属高校受験を考える
塾長の意見
憧れのマーチ大学生になるための近道を考え、マーチ大学付属高校の受験を希望するようになりました。
対策は早い方が良いと思い、中学2年生の時に塾の面談でA高校受験のための対策などを相談しました。
確かに、塾長のおっしゃる通りです。しかし、娘もあきらめず…
塾の面談後
娘の通っている塾は、県立押しの塾だから…、という事も少しはあるとは思いますがズバリ核心をつかれてしまいました。
「A高校は難しい」と、言われガックリしていましたが「頑張れば県立御三家を目指せる」と、言ってもらえたので娘は「A高校は諦めるよ。県立御三家を目指す!」と、目標を変えました。
しかし、その後3年生になって高校の学校見学や説明会に行き私立の進学校に魅力を感じるようになり「公立」と「私立」の選択で悩む事になりました。

学校見学や説明会で感じた事
私立高校と公立高校では生徒を集めようとする先生方の熱量の違いを感じました。
公立高校
淡々と学校の特徴などを説明し、質問した事に答えてくれる。
私立高校
学校の特色や魅力、設備の充実・面倒見の良さをアピール。
自校のプレゼンテーションがとにかく上手く、熱い。お話を聞いているだけで、充実した高校生活を想像できる。
説明会参加後、娘の進路希望に迷いが出る
公立高校を第一希望、私立は併願と考えていましたが説明会に参加した娘は私立高校を第一希望で単願受験したいと、言い始めました。
公立高校は「来たければ、どうぞお越しください。」という余裕を感じました。
私立高校は「わが校へ来れば、こんなに充実していますよ。面倒も見ますよ。ぜひ、来て下さい。」という感じで、接客を受けているような感じだったので娘の希望が変わってしまうのも仕方がないと思いました。
娘はS高校に行けば勉強の面倒を見てくれて自分の希望する大学に入れると思うようになっていました。
私も娘を預けるなら、私立の先生のような熱い先生がいいと思いましたが…説明会の先生のプレゼンの良し悪しで志望校を決めても良いのだろうか?と、考えました。
県立御三家を目指して必死に勉強していた娘の進路希望がブレて勉強意欲にも変化が出てきてしまいました。
私立と公立の違いや将来のことを整理して娘と話し合うことにしました。
公立と私立の違い
公立高校のメリット
・学費が安い
・入試時期が私立高校より遅く、5教科受験のため中学3年生ギリギリまで受験勉強に専念せざるを得ない。(親にとってはメリットですが、子供にとっては逆にデメリットに感じると思います。)
公立高校のデメリット
・学校だけの取り組みでは、大学受験は難しいので塾や予備校を頼る人が多い。
・施設・設備が標準的で古い事がある。
・合格を確実にしたいためレベルを落として受験する生徒が多いので、ギリギリで入った生徒は授業についていけるのか心配。
私立高校のメリット
・施設や設備が充実
・制服がかわいい
・先生が熱心な方が多い
・進学校は1年生の頃から大学受験を意識したカリキュラムが組まれているなど、コース別に洗練されたカリキュラムが組まれている。
私立高校のデメリット
・学費が高い
・入試時期が早く単願で合格後は、中学3年の1月以降は気が緩み勉強に専念しないでよくなる。
大学受験に有利な選択は?
結局は本人の能力や努力次第なのですが、少しでも大学受験に有利になる選択を考えてみました。
以下、私立高校は進学校と考えて順位をつけました。
①私立高校+予備校・塾
経済的に余裕があれば一番、有利だと思います。
面倒見のいい進学校だと、ほとんどの生徒が塾に行かずに進学実績を上げていますが…やはり、塾に行っている生徒がいるのも事実のようです。
②私立高校(塾なし)②公立高校+予備校・塾
同率で2番目に有利なのは、私立高校(塾なし)と公立高校+予備校・塾です。
学校や塾にもよりますが、費用的にも同じくらいだと思います。
③公立高校(塾なし)
一番費用がかからない分、本人の努力が一番必要になります。

本人に選択をさせる。
娘の選択
我が家は費用的に①の私立+予備校・塾はNGなので、②~③で選択させました。
高校の見学や、それぞれのメリット・デメリットを考えたりすると私立優勢でしたが、最終的に娘の選択は「公立+予備校・塾」になりました。
選択の理由
高校受験を控えている娘にとって、今なくてはならない場所が「塾」になっています。
勉強はもちろんのこと、モチベーションも上げてくれて精神的にも支えてもらっています。
先生だけではなく、お友達とも切磋琢磨し授業のない時も自習室に通い頑張っています。家ではスマホやテレビなどの誘惑に負けてしまうようです。
私立高校に行ったら塾に通わなくても大丈夫と聞きますが、果たして娘の場合はどうなんだろう?塾なしで、学校の授業についていけるのだろうか?と、考え娘は「公立+予備校・塾」を選択しました。
他にも、公立の方が自宅から近い(公立→電車で1回乗換・私立→電車で2回乗換)というのも理由の一つです。
志望校を決めて
志望校を私立にするか公立にするかで、受験対策も変わってきます。
迷いがあるうちは、モチベーションも上がらず精神的にも不安定で勉強にも集中できていませんでした。
どんな結果になっても後悔がないように、今は目標に向かって一生懸命頑張っています。
